バイオマス発電とは?
CO2の排出をプラスマイナスゼロにする
バイオマス発電
「バイオマス」とは、動植物等の生物から作り出される有機性のエネルギー資源で、一般的に化石燃料を除くものの総称を指します。
バイオマス発電では、生物資源を直接燃焼またはガス化して発電しています。基本的なしくみはLNG(液化天然ガス)や石炭を燃やす火力発電と同じで、発電時にはCO2が発生します。
ただ、植物は生育する過程で光合成によって大気中のCO2を吸収・固定しているため、燃焼によってCO2を排出しても大気中のCO2量は実質的に変わりません。つまり植物由来のバイオマス発電は、地球全体で見たときのCO2排出量を「プラスマイナスゼロ」にできるため、エネルギーのゼロカーボン化に貢献できるのです。
かんだ発電所では、木質ペレットやパーム椰子殻を燃料として燃やし、その熱で蒸気タービンを回して発電します。
持続可能性(合法性)の確保について木質ペレット
乾燥した木材を細粉し、
成型加工した固形燃料
PKS(パーム椰子殻)
パーム油搾油時に発生する残滓、
搾りかす
ゼロカーボンビジョン2050
関西電力グループは、持続可能な社会の実現に向け『ゼロカーボンエネルギーのリーディングカンパニー』として、安全確保を前提に安定供給を果たすべくエネルギー自給率向上に努めるとともに、地球温暖化を防止するため発電事業をはじめとする事業活動に伴うCO2排出を2050年までに全体としてゼロといたします。
さらに、お客さまや社会のゼロカーボン化に向けて関西電力グループのリソースを結集して取り組みます。